職業訓練指導員

岐阜県には建築板金の職業訓練校があります。県内や近郊から20人の訓練生が板金の基礎や現在ではあまり行わない技術の基礎を学んでいます。

訓練生は10代後半の子から20代後半の子まで様々です。遠い子は高山から毎週岐阜市まで来るのですから大変ですよね。

指導員は8人で交代しながら指導を行っています。70台がほとんどで小生だけが40代後半です。

この指導員、訓練を行う前には事前に行う事が沢山あります。伝える事を確実に訓練生に伝えなければならず間違ったことはもちろん伝えれません。人に物を伝える事の大切さはいつでも変わらない重要な事です。

 

訓練よりも大切なのが職人としての考え方を若い子に伝えるのが大変で、自分もそうでしたが若いころには解らなくてもその時になって気付くことを少しづつ伝えています。好きな事は受け入れてくれますが解かりにくい事はスルーしますからね。

 

訓練校でも問題があり、

年齢の高い指導員では解からないようにイヤホンを付けて音楽を聴きながら訓練を受けている子が居たり、

時間を守らない・訓練中に席を立つ等、どこかはき違えている子が見受けられます。

義務教育ではありませんので注意しますが学校の延長上位にしか思っていないのでしょう。 事業所に通報は間違いありません。

 

訓練も1年目では基本のことばかりなので面白くないと思われますが、此処こそ重要で今後、彼たちが受けるであろう2級の技能試験では道具の使い方で時間が全く違うという事を思い知ります。基礎こそ重要なのです。

訓練校で指導員を始めて3年になります。他の事業所の子との交流は大変面白く、現代の若い子の考え方・遊び方・想いをダイレクトに感じる事が出来ます。10年ひと昔の言葉は全く意味がありません。3年ひと昔位の感覚でついていかなければなりません。

此方が勉強することも、もちろんありますし教えられることもあります。この空間ならではの状況です。

 

訓練生も2年目になれば状況を把握しながら授業の段取りから着いてきてくれます。作業訓練の段取りや片付けを水ら率先して行い、今ここで何を求められているか自分なりに考えながら訓練生は行動しています。 もちろんそうでない子も居ますが性格上の事と割り切り言葉を掛けながらサポートすれば問題はありません。 

 

ここ三年で気付いたことは!

1年生

入校すると地域でグループが出来ます

失敗を恐れて周りを見渡し同じ失敗が続きます

出来ると思っている事の精度が高くありません 出来ていないのです

道具に慣れる事をしようとしない

なめ切っている

2年生

教わることの楽しさを知る

普段できない事が出来るので集中する

早く帰るには何をしなければならないのかを考える

周りに助言できる

段取りから教わろうとする

技術の凄さを知る。

 

2年で人は変わります。どんな子でも技術を見せれば変わります。

出来る人の言葉は重く彼たちも理解してくれます。

達成者の言葉は重く・未達成者の言葉は軽い  まだまだやりたいことが沢山あります。

本日も訓練校です。訓練生に伝えて教えてもらいます。