出逢いは別れへの始まり

いつも笠松競馬厩舎地区の栗本調教師様に遮熱事業をご理解いただき、遮熱調査・データ採りのご協力誠にありがとうございます。

競走馬における熱中症対策として遮熱材リフレクティックスは有効であると二年目の今年、遮熱厩舎では水を撒くことが無かったことは最大の収穫であったと思います。今後ともご協力の程・よろしくお願いいたします。

 

その栗本厩舎にて出逢った1頭の競走馬は小生に馬への恐怖心を一切無くし・馬への愛着を伝えてくれています。

厩舎に出向けば見たことない小生を他の馬は恐怖心から馬房の奥で怯えるように構えますが、この子は毎回顔を出して鼻を鳴らして呼んでくれるんです。最初はまさかと思っていましたが!通うにつれて見分けがつく頃には気付きました。人間が大好きな子だと。

行くたびに挨拶するようになり、ファンになるにはそんなに時間はかかりませんでした(o^―^o)ニコ

 

暇があれば厩舎だけではなく競馬場へも足を運び応援するように、面白いのは馬券を購入しているときは3着以内に来たことはありません・・・(笑) 笠松競馬ではパドックがコース内にありお客さんから見にくい代わり、レースの返し馬は観客の前にパレードで外ラチ沿いをキャンターで流してくれます、その子は騎手の指示を聞きながらも声を掛ければ耳だけはこちらを向き、騎手も何かを感じるのかこちらを見ます。 気付いてくれているのです(o^―^o)ニコ

 

ここで少し競走馬についてお話します。自分の知る限りですので違い所があればご容赦ください。

競走馬は1年で約8000頭生まれ競走馬として残れるのは中央競馬・地方競馬合わせて500頭と言われています。毎年残りの7500頭は乗馬や牧場で余命を過ごせる馬はごくわずかでほとんどの馬は処分されます。これも現実なのです。

勿論、競走馬としての能力が無ければ淘汰されて行くのが宿命なのですが、怪我や病気でも競争能力が無くなれば生きて行けなくなるのです。

 

厩舎であったその子も例外ではない事は知っていましたし、中央競馬から笠松競馬に来て、そこそこの活躍があったので大丈夫と思っていた矢先に競走馬として最大の重要部分に怪我が発覚します。その部分は爪。詳しくは解りませんが素人が見ても解かるくらいに爪の状態が良くありません。調教師の先生や厩務員の方達も一生懸命に良くなるようにとレントゲンや薬?で改善を試みましたが良くなる雰囲気は見てとれませんでした。

 

休養しているその子に毎月のように会いに行き、調教師さんも小生がその子の事が大好きな事を知っているために毎回、状態を伝えてくれていました。馬主でもないのに…。 馬主さんとはそろそろ決断する旨も聞いていました。 

そんな折に調教師さんから連絡を頂き覚悟しました。

立てなければ競走馬としてでなく馬としても生活できません、足元が弱ければ繁殖牝馬としても子を宿すことも出来ません。

 

調教師様との出会い・競走馬の彼女との出会い・人との繋がり

競走馬の宿命・馬で生活を立てている人の重労働・花形の競馬場と裏舞台のギャップ

遮熱で繋がった関係性

 

貴方がいたからこそ厩舎が好きになりました。

貴方がいたからこそボロの匂いが恋しくなりました。

貴方がいたからこそ馬への恐怖が無くなりました。

貴方がいたからこそ全ての関係が繋がっています。

 

馬主様と調教師様の判断は絶対です。その子の為の判断です。綺麗事ではありません。

 

知らせて頂けてだけでも感謝しかありません。まだ会えるチャンスもあるのです、今まで厩舎に通っていても沢山の競走馬が居なくなっていても気付きませんでした。 自分にしてくれたように最後まで同じように会いに行きます。最愛の彼女に…。

一生忘れることの出来ない心の愛馬。お疲れさまでした。